リフォーム金額の相場の考え方

「我が家のリフォームはどのくらいかかるのか」と、ざっとした金額だけでも知りたいときは、リフォーム雑誌の事例などを見てみるのも、だいたいの相場の参考になります。

ただし、当たり前の話ですが、リフォームのグレードは千差万別ですので、あくまで一例としての参考程度と考えておくべきです。

また、雑誌などは業者の宣伝もかねているため、実勢価格より少し安い金額が出ているケースも多い、ということをお伝えしておきます。だいたい同グレードのリフォームでも、雑誌の事例価格から数十%程度上乗せした価格を想定しておいたほうが安心といえるでしょう。

ところで、実勢価格より安いリフォームの代表格といえば、2006年春まで毎週日曜の夜にレギュラー放送されていた、とある有名なリフォーム番組ですね(ここまでいったら名指ししているも同然かも^^;)。

今は時々スペシャルをやるぐらいですが。

あの番組が放送されてから、リフォーム業者が「困った」という話を、あちこちでちょくちょく聞くようになりました。なぜかというと、番組に出てくるリフォームは、どれもこれもありえないほどの安い価格でおこなわれていましたから。

しかしあれは、あくまでテレビ出演というコマーシャル料を含んでいるからこそできる価格。「匠」はテレビ出演する代わりにデザイン料ナシ。人件費も削りまくりです。

だから普通でやれば間違いなく「赤字」のものばかりなんですよ、あのリフォーム番組に出る金額は。

実際、ある「匠」が、自身のブログで、その番組でやったリフォームを、そのまま実際のリフォームでも同価格でできるか、ということにたいして「絶対に無理」と断言しているのを見たことがありますからね。

でも、視聴者の大半はそんなこと知りません。だから疑問もなく、あれが相場だって思っちゃった人も多いんですよね。

もしあなたもそんなことを少しでも考えていたなら、ここでハッキリといっておきます。ボランティアでもないかぎり、あの番組と同価格で同じリフォームはできません。

身内や友達が本当に利益を度外視しての「お友達価格」にしてくれたとしても、難しいと思います。

まして一般の業者相手に、もしムリヤリその価格にあわせるような値切りをしたら、どこかでかならず無理が生じるでしょう。最低の賃金クラスの質の低い職人ばかりで工事をされたり、見えないところで質の低い資材などをコッソリ使われたり。

あの番組をリフォームの「プラン」のヒントとして活用するのはかまいませんが、価格を参考にするべきではありません。

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