悪徳リフォーム業者に騙されない!住宅、マンションのリフォームで失敗して泣かないための基礎知識
リフォーム資金が足りないときに、お世話になるのがリフォームローン。ローンとしてはなかなか低金利の商品も多く出ているので、「貯金ないけど、リフォームはローンを使ってやればいいよね」と思う人も少なくないでしょう。
しかし、元銀行ローン担当者として、本音をひと言いわせてもらうなら…本来は、リフォームはローンを借りてやるものではありません。現金払いでやるべきものです。
なぜかというと、リフォームを借金しておこなうというのは、長い目で見るとかなり危険なんですよ。
若いうちはいいですよ。働いているうちはいいですよ。でも、家のリフォームは、家を所有しているかぎり、一生ついてまわるもの。住宅新築や購入と違って、リフォームは「一度だけではすまない」ものなのですから。
リフォームというのは、やはりそれなりの金額になってきます。ですからそれほど短期間で返せるものでもありません。
いったんリフォームローンを借りてしまうと、そこからの日々はリフォームローンを返済することに追われ、そしてまたリフォームを迎えるころになってもお金が貯まっておらず、また借りざるを得ない…この繰り返しになってしまう可能性がとても高いのです。
住宅ローンのように、完済さえしてしまえば開放されるローンとは違うのです。こんなサイクルを続けて年金のみの生活になったとき、どうしますか?
リフォーム資金が貯まっていないからといって借りたとしても、今度は返せますか?ヘタをすると年齢や収入等がネックとなって借りられなくなるかもしれませんよ?そうなると家が老朽化しても放置するしかありません。
きついことをいうようですが、「リフォーム資金が用意できない」家計というのは、破たんに向かっている家計だといっても過言ではないと思います。借金すれば繰り返すことになる、そして借りなければリフォームができないので家は荒れ、老朽化しほうだい…
こんなことを堂々というリフォーム雑誌などはまずないと思いますし、まして金融機関などのリフォームローンを扱う機関が知らせるわけもないですからピンとこないかもしれませんが、これはべつに大げさで珍しいケースの話をしているわけではないんですよ。
元ローン担当者の、仕事上ではいえなかった本音のひとつです。
ただ、現状で「ローン借りなきゃリフォームできない」という人をいまさら責めても仕方ありません。
ですが、リフォーム資金がまったくといっていいほど用意できておらず、ほとんど全額ローンに頼ることになりそう…という人は、よほど緊急のリフォーム(雨漏りがする、など)でなければ、たとえ数ヶ月か半年ぐらいリフォームを先のばしにしてでも、家計の立て直しをする必要があるのではないかと思います。
今回のリフォームで借りるのは仕方ない。でも、次回からはできるだけ現金で支払えるような状態にするよう努力しましょう。
次回のリフォームを見こんだ積み立てと、今回のローンの返済金、この2つともを家計から捻出できるように改善していったほうが、長い目で見れば、将来にもきっとつながると思いますよ。