悪徳リフォーム業者に騙されない!住宅、マンションのリフォームで失敗して泣かないための基礎知識
ひとくちに「リフォームを頼む」といっても、リフォーム業者は千差万別。住宅会社が母体になっているなど建築系の業者もあれば、電力会社やガス会社が母体になった業者、そして特に母体をもたないリフォーム専門店など、いろいろあります。
しかし、当然のことながら、タイプが違えば得意分野も違ってきます。うっかり「そのリフォームは実は苦手」というタイプの業者に頼んでしまうなんてことになってしまっては問題。
得意でないリフォームをさせて、手際が悪いだけならともかく、ミスが出てしまっては大変ですからね。
では、ここで、各タイプ別に大まかな特徴をざっとあげてみましょう。
1. 地元の工務店や大工さん
もともとの仕事が住宅建築ですから、家の増改築や構造にかかわることなら大得意。10年目20年目など、「住宅の節目となる重要リフォーム」に応えられるだけの力もあり、地元ならではのフットワークの軽さも自慢です。
ですがその反面、デザイン関係など、女性視点での考えには少しうとい、というケースも少なくありません。
また、木造住宅ばかりを担当している工務店や大工さんに、鉄骨住宅の増改築をさせるというような依頼は不向きでしょう。
2. 住宅メーカーやゼネコンなどが母体の業者
こちらも大規模リフォームが得意ですから、重要なリフォームもまかせられそうです。
かつては自社物件のリフォームを専門に扱うケースが多かったのですが、近年では他社物件でも柔軟にリフォーム対応する、といったところが増えてきています。
幅広い内容のリフォームに対応できますが、実際の工事となると「すべての工事を下請けに仕事を振り分けるだけでマージンをシッカリいただく」というところも少なくないので、リフォーム費用がかさみがちになることもあります。
3. 電力会社・ガス会社が母体の業者
こちらは、たとえばオール電化にするとか、給湯器を替えるとか、その専門分野に関連するリフォームであれば頼んでみる価値はじゅうぶんにあります。
ただ、専門分野だからといって安くすむか、と聞かれると、一概にそうとはいえないのです。なぜかというと、同じものでも建築系の業者への卸値と、リフォームを依頼してくる一般顧客への提示価格は違うからです。
いつも大量に受注してくれる建築系業者と、一般顧客を同等に扱うわけにはいかないのですよ。ですから「この分野が得意そうだから」という理由で利用するならOKですが、「安いはずだから」と思いこんでの利用はおすすめしません。
4. 内装・塗装をおもに扱う業者
こちらも専門分野のリフォームであれば大得意。壁紙を張り替えたり、壁を塗り直したりというだけのリフォームならまったく問題ないでしょう。
しかし、この手の業者は構造関連には詳しくありませんので、増改築などには不向きといえます。また、こちらもやはり建築系業者が最大のお得意様なので、一般顧客にとっては「専門分野だから安い」とはかぎりません。
5. 住宅設備メーカー系列の業者
こちらは基本的には「自社製品の売り込み」も兼ねているものですから、その会社の製品を利用するのであれば、工事もまかせて安心…なのですが、よほど限定的な規模のリフォームでないかぎり、すべてを1社の製品でまかなうというのは、ちょっと難しいかも。
一部に他社製品を使いたいと希望しても、とにかく自社製品ばかりにこだわるところなどもありますので、リフォーム規模が大きくなればなるほど選択肢の幅がせまくなってしまう可能性があります。
6. 母体も系列もよく分からない「リフォーム専門」業者
こういってしまうとミもフタもありませんが、本当にピンキリです。ただ、個人的にはあまりおすすめしません。これについてはのちほど詳しく説明しますね。
…おもなタイプとしてはざっとこんなものでしょうか。もちろん、これらはあくまで「だいたいの傾向」にすぎませんので、実際は各社ごとにさらに「得意・不得意」の分野に差が出てきます。
最終的には、希望するリフォームと同様の施工事例がどれだけあるか、というのが大きな判断基準のひとつとなってくるでしょう。
検討しているリフォーム工事については、「写真や資料などで、同様のリフォームの事例をみせてほしい」と伝えてみましょう。自信をもって仕事をしている業者なら、自分たちの仕事ぶりを見てもらえるチャンスですから、断る理由はないでしょう。
逆に「だいたいこれと似たような感じになります」などといって、リフォーム雑誌などの記事や写真を出してくる業者はNGです。施工実績がないか、もしくは「見せたくない」のいずれかだと判断していいと思います。